「カルカソンヌ」というボードゲームはご存知ですか?
カタンの開拓者たちなどと並ぶ人気のボードゲーム「カルカソンヌ」は世界中でプレイされています。
少しルールを覚える必要がありますが、慣れるとその奥深さや駆け引きに夢中になる人も多いのがカルカソンヌです。
今回は「カルカソンヌを全く知らない人」、「少しやってみけどいまいち分かりづらかったという人」に向けて、ゲームの基本情報やルールから面白さまで徹底解説します。
カルカソンヌとは?【ドイツのゲーム大賞受賞】
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カルカソンヌはドイツのHans im Glück Verlag社から2000年に発売されたボードゲームで、ドイツのゲーム大賞も受賞したことのある人気ゲームです。
フランス南部にある同名の城砦に囲まれた都市カルカソンヌ(Carcassonne)がモチーフになっています。(とても素敵な街なので気になった方は是非一度調べてみてください)
このボードゲームは道、城、教会、草原の描かれたタイルを繋げて街を作っていくゲームです。
カルカソンヌのルールとゲームの進め方
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まず初めに場に一枚タイルを置き、そのタイルの絵と繋がるように一枚ずつ順番にタイルを置いていきます。
自分の手番でタイルを置いたら、そこにミープルという駒を置きます(置かずにパスすることも可能)。
置く場所はタイルの絵の城、道、草原、教会などのどこかに置くことができます。
それを順番におこなっていき、ミープルを置いた場所が完成すると場所に応じたポイントを獲得し、完成した場所に置いたミープルが手元に戻ってきます。
このようにしてゲームを進めていき、タイルを全て置き終わった時点で終了となります。
最後に未完成の場所や草原(草原については次項で説明します)のポイントを集計し、総合的な獲得ポイントの最も多いプレイヤーが勝者になります。
カルカソンヌの得点方法や注意点
得点方法
道であれば道の両端がどこかの場所に繋がっている形になったら完成、その道を道タイル数×1ptのポイントが貰えます。
城は、周りを一周城壁で囲んだら完成です。城タイル数×2pt が貰えます。完成せずにゲームが終了した場合、城タイル数×1ptとなります。
教会は草原の真ん中に教会がポツンと佇んでいるタイルで、周りが全て何かしらのタイルで囲われたら完成となります。教会に隣接するタイル数+1ptです。
草原は隣接する完成した城の数×3ポイントです
注意点
- ミープルは数に限りがあります。
道、城、教会は完成した時点でミープルを回収できますが、草原はゲーム終了までミープルを回収できません。なのでミープルを置くタイミングには注意しましょう。
僕は始めたての頃よく分からず草原にミープルを手当たり次第に置いてしまい、後半はただタイルを置くだけという悲しい状況になったことがあります。
- ミープルは一つの場所につき一つしか置くことができないので、他のプレイヤーが先に置いた場所には置くことができません。ただし、元々離れて置かれていたタイルがくっついて一つの場所として完成した場合は別です。
もし完成した場に自分のミープルが複数置かれたいたのなら、その数の分だけポイントを獲得できます。(タイル4枚で完成した城にミープルが2つ置かれていたなら、4×2×2=16ptとなります)
完成した場所に複数のプレイヤーにミープルが置かれていた場合、ミープルの数の多いプレイヤーの総取りとなり、ミープルの少ないプレイヤーは得点が得られずにミープルの回収のみとなります。
また、ミープルの数が同じだった場合は、お互いポイントを獲得できます。
ここが楽しい、カルカソンヌの奥深さ
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カルカソンヌはランダムにタイルを引いていくためもちろん運の要素もあります。ですが肝心なのは、常に変わり続ける盤面を見極め先を見据え、いかに手番を重ねていくかです。
カルカソンヌでよくある状況
自分でコツコツ城を広げている時に、他プレイヤーが近くに城タイルを置きそこにミープルを置くという状況です。
自分が手間をかけることなく他プレイヤーのポイント獲得に乗っかろうという作戦であることが多いです。
その後の自分の引くタイルによっては相手の城タイルを上手い具合に分断し、自分のみの城を完成させることもできます。ですがその場合広げる方向が限定されるので獲得ポイントが小さくなりがちです。
また他プレイヤーと共同でタイルを置いていき一つの城を完成させて大きなポイントを得ることも可能ですが、もし完成間近に他プレイヤーがミープルを追いかで置いてその場所が完成した場合、相手の総取りとなり、相手のためにせっせとタイルを置いていたことになってしまいます。
逆に、自分より多くのポイントを獲得しているプレイヤーが大きな城などを作っていてそれを完成させたくない場合、次の手番に相手が城タイルを置くであろう場所の隣に道のタイルを置くなどすると、その場合その場所には道+城が含まれているタイルしか置けなくなり、結果的に相手の城の完成を妨害することが可能です。
このように、プレイヤー同士の駆け引きや読み合いがこのゲームの魅力の一つです。
中盤で自分が2位につき、1位のプレイヤーと妨害や共同を繰り返してる間に中盤まで最下位だったプレイヤーがコツコツポイントを稼ぎ最後には逆転されてしまった、なんて経験もあります。
まとめ
いかがでしたか?始めたては分からないところもあるかと思いますが、一度ルールやゲームの流れを覚えてしまえば誰でも楽しめます。
カルカソンヌは人気のボードゲームなので本屋やロフト、ドンキホーテなどのお店のボードゲームコーナーにはかなりの確率で置いてあります。もしネットで購入したい方はこちら
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奥深く魅力溢れるカルカソンヌを、ぜひ一度プレイしてみて下さい。
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